こんにちは、けぴです。
最近、我が家は車を手放しました。
夫も私も歳をとってきたので、事故など起こす前に運転をやめようと思ったからです。
そのため、ほぼ交通手段は電車です。
「コストコに行ってもたくさん買えないし、やっぱり電車は不便だな」などと手放した当初は後悔ばかりしていました。
なんだかんだで3ヵ月経ちました。
人間は慣れるものです。
今のところ健康なので、どこへでも公共機関を利用してさくさく出かけています。
目的地ではもちろん景色や食事を堪能しますが、道中の楽しみもできたのです。
その楽しみとは人間観察!
観察することは、ブログを書くうえでも役に立ちそうですし。
さて、人間観察ですが、電車内ではほとんどの乗客はスマホとにらめっこしているか寝ているかです。
なので、80代くらいの仲睦まじいご夫婦などを見かけた時は、ほっこりした気持ちになります。
観察をはじめて3か月。
最近心に残っているのは、3歳くらいの男の子を連れたおかあさんです。
「降りたい!もう降りたいよー!」
男の子の我慢が限界まできてしまったのでしょう。
もう叫ぶ声が泣き声になり、男の子の声はどんどん大きくなるばかり。
「もうすぐ降りるから、ちょっと我慢ね」
「いい加減にしなさい」
おかあさんは焦って、なぐさめたり叱ったり。
おかあさんが準備したお菓子やおもちゃを見ても、男の子はまったく反応しません。
「おかあさんの気持ちわかるよ、がんばれー!」2人からは距離がある私は、心の中でひたすらエールを送ります。
そして頭の中では、電車内でぐずる子供に私が焦りまくる過去にワープ!
私も悩める新米ママだった時があります。
今まで、子どもに関する色々な修羅場くぐってきました。
イヤイヤ期が終わったくらいの3才くらいになると、ある程度親の話を理解できますよね。
「これからおばあちゃんちに行くけど、電車の中で静かにできるかな?」
私の最終確認に、「はーい、できる!」と子どもは手を挙げてハッキリ答えます。
しかし、人が大勢いる場所で裏切るのです(笑)
電車内で子どもがぐずってしまった時、どのような方法で私はその場を乗り切ったのかを改めて考えてみました。
この記事では、電車内で子どもがぐずった時、実際に私が役立った4つの対処法をお伝えしたいと思います。
電車で子どもがぐずった際の私が役立った4つの対処法!
- 2番目に好きなおもちゃを用意しておく
- 小さなお菓子を持っていく
- 申し訳ない気持ちをアピールする
- 「あと何駅だから頑張ろうね」とわが子に言いながら、周囲に知らせる
1・2番目に好きなおもちゃを用意しておく。
お気に入りのおもちゃは用意している方が多いでしょう。
当初、わが子はいつも遊んでいる1番好きなおもちゃを持っていきました。
しかしそのおもちゃに慣れ過ぎていたため、いざという時の刺激になりません。
そのため、おもちゃを見せてもぐずることがありました。
そのことから、大好きなおもちゃの1つは日常隠して置き、ここぞという時に目の前に出すことにしました。
注意点は、3歳くらいになると成長とともに他者の影響を受け、好きなものが変わりやすいことです。
わが子の場合は、アンパンマンからミッキーマウスになったり、電車からミニカーだったり。
友達や上の子どもなど影響を受けやすい環境にいる場合、特に注意が必要かもしれません。
なので、常に子どもの変化はよーく見ておきましょう。
本も同じです。
たとえばアンパンマンが好きなら、アンパンマンシリーズの中で2番目に好きな1冊は日常ではあまり読まず、おでかけ用にしました。
すると「いつもとちがう内容だ」と思ったのか、真剣に聞き入り、ぐずることを忘れたようです。
子どもによって、1番好きな本やおもちゃで効果がある場合も多いと思いますが。
単純なわが子は、この方法がベストでした。(笑)
2・小さなお菓子をもっていく
これも準備している方は多いと思います。
「ぐずればすぐに食べられる」と子どもに思わせるのもあまりよくありませんが、気をそらす手段として用意しておいた方が安心ですよね。
3・申し訳ない気持ちをアピールする
目が合った人に対して「申し訳ありません」と私が発した一言で、周りの空気が和むことがありました。
好意的な目で見ている方(特に中年の女性)は「気にすることないわよ」「何歳?」などと声をかけてくれる場合が多かったです。
こうなればもう孤独の戦いではなくなります。
本来悪いことはしていないので、謝る必要はないかもしれません。
ただ、生活の中で悲しいことや嫌なことがあったばかりで、気持ちが沈んでいる人が乗り合わせている可能性もあるでしょう。
おかあさんが謙虚な気持ちを表すことで、不快な気持ちの乗客もすこし落ち着くものです。
実際、子ども自身「おや?なんで私が謝っているんだろう?」とキョトンと静かになることがありました。
「自分のせいで迷惑をかけている」とまでわかってはいないでしょうが。
こういう姿を子どもに見せることは、社会性を身に付けるチャンスにもつながるはずです。
4・「あと何駅だから頑張ろうね」とわが子に言いながら、周囲に知らせる
「あと3個駅を通ったら降りるよ」とアピールすることで、不快感を持っていた乗客が「あと3駅の我慢か」と思ってくれるかもしれません。
私は、子どもと「あと3」「あと2」「次だ!」とよく指で数えたものです。
すると、降りる時「よくがんばったね」と子どもに声をかけてくださった方(やはり年配の女性でした)もいらっしゃいました。
ほめられたわが子は、さっきと真逆の満面の笑顔です。
可能であれば、一度降りて子どもに気分転換させられるくらいの余裕を持って出かけることをおすすめします。
余裕があれば、お母さんのイライラも少なくなるでしょう。
ちなみにおかあさんの機転か、前述のぐずり始めた男の子は、泣きながら次の駅で降りました。
今日のまとめ
たまにお出かけする程度であれば、その時の乗客との出会いはほとんど一期一会です。
謙虚な態度でいれば、ある程度は開き直って子どもに対応すればいいと思います。
外出先で、子どもがぐずるなんて当然のこと。
経験した事は子供の社会性につながったり、ママ友との会話で体験談として共有できたりと役に立つこともあるはずです。
将来大人になった子どもに対して、「あなたのせいで恥かいたのよ」のような話が、とくに盛り上がります!
この記事が、頑張っているおかあさんのお力になることができれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。